隠居のうんちく



 
                         古墳時代の渡来人

                               

 わが国の古墳時代の土着民と渡来人との割合は、二:八 ないしは一:九だったそうです。
 当時は日本列島の住人の八割から九割は渡来人、つまり移民だったのですね。
 この割合は、オーストラリアのアポリジーナと英国人移民の割合や、アメリカ大陸のインディアン(ネイティブ・アメリカン)と白人の割合などに匹敵しますね。
 つまり、近世、近代のオーストラリアやアメリカで起こったのと同じことが、上古の日本列島で起こっていたのですね。
 近世、近代のヨーロッパにあたるものが、当時では朝鮮半島だったわけです。
 弥生時代から古墳時代までの千年間に、朝鮮半島から日本列島に渡来した外人は百万人を超えたとのことです。
 当時の日本の土着民とは「縄文人」だったわけです。渡来人とは「弥生人」です。
 現代でも、日本人の顔は、縄文系が二〜三割、弥生系が七〜八割のブレンドだそうです。
 縄文顔とは、
 丸顔、大きな目、二重まぶた、濃い眉、厚い唇(東南アジア系)
 弥生顔とは、
 面長、細い目、一重まぶた、細い眉、薄い唇(北東アジア系)
 あなたの顔はどっち系ですか? (縄文何パーセント、弥生何パーセント?)

                               

 
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